ハッピー☆ラッキー

「確かにオリンピックに出たくて必死に練習した時もあったけど、あなたもバレーやっているならこの身長では厳しいのはわかるでしょ？

中学では良くても高校は同じわけにはいかないの。一生懸命頑張ってもダメな時はダメなんだって痛いほどわかったの……ドクターストップもかかっちゃったしね」


そう、


わたしはお兄ちゃんとは違う……


技術の問題だけじゃなくて、それ以外でダメなことだってあるんだから。


わたしの突き放すような言葉に、幸坂さんは、


「ドクターストップって…ケガでバレーができなくなっちゃったんだね？それなのに俺、無神経なこと言っちゃって……本当にごめん！！！」


沈痛な面持ちで、わたしに詫びた。



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