ケイタイ小説
「今日は、どんな話にしようかなあ…?
せめて、小説のなかのアタシだけは
強い立場であってほしいなあ~!
ようし!」


恵美子は 文字盤をカチカチと 打ち始めた。


“次の日
エリコはクラスの皆に避けられていた。
エリコはクラスで孤立しているのだ。

それに比べてクラスの人気者のエミコ。
クラスはエミコ中心になっていった。

みんな、エミコを尊敬していた。”


「フフフ♪
いいねー♪
超最高だよ(笑)
ああ!
スッキリしたあ!」

恵美子は 今日の分の小説を書き終えると 机の 突っ伏した。


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