白馬の王子様は誰?~まさかの四角関係!!~
琉稀は私の想いを知ってた。

けど、私が吸殻を拾いに行った事で話は中断。

なのに、私は抱き締められてて。



「……これはー……」



「福田に取られるかと思った」



琉稀の切なそうな声に、胸がキシキシと痛む。

でも、この腕の中こそが、私の居るべき場所なんだとわかった。

白馬や王子様という言葉が似合う人ではない。

だけど、私にとっては王子様。

白馬の王子様なんだ。
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