罰ゲームでヤンキー君に告白されました。


彼女もその答えに納得したのか、明るい声で叫ぶ。


「よし、こうなったら今日は飲みあかすぞ! ハル、ジュース持ってきて!」

「勉強は?」


「もういいってそんなん! 試験なんてサイコロ振っとけ!」

「だめだって!」



そういいつつ、その日はえみがずっとくだらない話やおもしろい話をしてくれて、私を何度も笑わせてくれた。



えみが話を聞いてくれるだけで、すごく楽になった。



彼女が帰ったあとも、あたたかい気持ちが残っている。






龍也君から誕生日にデートしようとメッセージがきたのは、その日の夜のことだった。


< 86 / 174 >

この作品をシェア

pagetop