死んだ薔薇。
あの子と花と貴方

それからは、前に戻ったように楽しかった

結局長くは続かなかったけれど。

その理由は

二人で街に出かけたとき、〝あの子〟とすれ違ったからかしら?

あの子の貴方を見つけたときの顔はとても輝いていた

羨ましいくらいに

隣に居る私を見て涙を堪えながら走っていった

私はそっちの顔の方が好きだけれど
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