幼いぼくら
-放課後
「梨ー紗♪」
下駄箱についた瞬間に聞こえるかりんの声。
ああ、あたしは逃げらんないんだな。
「さあて、バ「まだ着替えてるよ」
かりんの声をかき消すのが得意になったあたし。
まあ慣れたって言ったほうが正しいかもね。
「頑張りなさいよ~」
「…何が」
「誘いなさいよ?相崎のこと。」
はあ…またその話?
「ねえ…どうしてもしなくちゃだめ?」
かりんの答えは分かってるけど。
「当たり前じゃん!」
やっぱり。
「あ、バスケ部きたきた♪」
なんであんたがうきうきしてんのよ。