【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~
「おう。
そうだな。
悪い さな。
美紀を頼むわ。
しばらく、話し相手にでもなってやってくれ。」
そういうと、直さんは、後ろ髪を引かれる思いでこの場をさっていった。
そして、あたしは、
美紀に声をかけることにした
「他になにがあったの?
涼の差し入れ?」
そういいつつ、袋をあさってみる。
ほかにも、あったら大変だもんね。
あたしは、弱いのかな?強いのかな?
そんな、思いも抱えつつ、
確認を終えた
あーーーーーー。コ、コレは
「ドラゴンの縄張りにあるコンビニ限定スイーツだーーー」
美紀が、あたしの肩越しに、ロールケーキをとる。
ドラゴン?
いや、あたしはテレビで見たことあるなー
って、おもってたんだけど。
「さな ドラゴンって知ってるかな?」
美紀が、聞き返してくる。
あたしは、静かに首を横にふった。