【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~


美紀に声をかけてみる。




「いま、会議中みたいだし後にしよ?ね?」



そういって、近づいてみる。




「なあに?お説教?」





美紀は怒ったような、拗ねたような声でいった。






お姫様はご機嫌ななめだなぁ~



なんて、思ってると




「いい子ぶらなくて~いいよ~べつに~。


どうせ、結局は~幹部のみんな目当てだもんね~」




といい、美紀はくるっと振り返りドアに寄り掛かった。









ナニイッテルの。


涼達目当て?





そんなわけない!と言いたかった


でも、そう言いきれない。



そう思う自分もいる。






最初は、違った。


純粋に美紀と仲良くなれて嬉しかった。




そのこと、自体は変わってない。



でも





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