渡せない手紙 〜恋愛ダイアリー〜

恋愛する時間





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私が、ついに覚悟を決めたのは…チャイニス・ニューイアーだった。

二月十九日。中国の新年。

そういうことで、私たちの学校は休みだった。



んー…せっかく休みだから、光希に頼んで、光希と、悠とモールでも行こうかな。

私はそう思ってた。


まあ、いいか…。どうせ行けないし。どうせ…

私は嫌になるほど、頭の中で、悠と遊んだりデートする映像を存分に思い描く。


どうせ、実際には起きないから。いいよね…


妄想ぐらい。楽しいし。


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