渡せない手紙 〜恋愛ダイアリー〜
Chapter 1.





「私のことを思ってフってくれたんだとおもう」



私は笑顔でそう言った。

ばかみたい。

ばかみたい。なんで。なんで。



泣きそうになるのをグッと抑える。




友達の陽介は私をじっと優しい眼差しで見つめている。



人生初。失恋。

昨日、ーーー私は失恋した。



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