ねぇ、どうして君は【First】
「……ごめんなさい。もう、決まったことだから」
降ってきたのは、残酷な言葉。
「マナ君が私のこと好きだって言ってくれて、なんかすっきりしたよ。これで楽になった」
「ちょっと待てよ…!」
俺は、俺はどうしたらいい?
俺はただ、彼女との別れを認めろって…?
「…嫌だ、そんなの。桜、好きだよ?どうしようもなくお前が好き」
涙を零しながら必死にそう言う俺は、余程格好悪いやつだろう。
…それでも。
桜を離したくなかった。