え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎
ずっと、何を間違えた考えてた。


朝も夜もご飯を一緒に食べなくなった。
体育祭のときの空虚な昼食。



僕の日常にぽっかり穴が空いた。


あたり前なようで全然あたり前なんかじゃなかった。



「僕さぁ…うまくやれるかなぁ。」




兄貴と冷戦状態にあること。



それは敢えて言わなかった。

でも、春華が不安になるとわかっていても、自分の不安を隠しきれなかった。



「うん。今度はきっと大丈夫。……あのね、裕くん。」



春華はポツリポツリと話し出した。





< 233 / 292 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop