それでもお前と出逢えて本当によかった。
俺は一瞬は?と言いたくなったが
耀は何事もなかったかのように西川のところへ走っていった。

「よ~いパンッ」

「10走者目startしました!」

放送を聞いてもう10かなんて思った。

南条の走りまであと少し。

気づけば俺のテンションはMAXに近くなっていた。

「まだかよ~」

意識しないと頬が緩む。

流石になにもないのににやけてるのはきもいわ。

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