俺様王子は子猫がお好き
<第2章>

お友だち



「結菜、最近なんか変じゃない?」



ぎ、ぎく!



玄野くんとのことがあって数日たった昼休み。


綾乃ちゃんから冷静な指摘を受けてしまった。



「話しかけても上の空だしねぇ」


くるみもうんうんとうなずいている。



で、でも…あれはさすがに言えないよ…



だって…あんな…今までされたことないようなこと…


「……っ」



思い出した瞬間ボッと顔が熱くなった。



「結菜ちゃん?」

「どうしたの顔赤いわよ?」

「な、ななななんでもないよ?!」

 

なんでもなくないよぉ…



でも2人にはどうやって説明したらいいのかもわかんないし…!


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