100通目のラブレター


「そっかそっか。
ん…あ!!」

「え!?」

「そういえば、すっかり忘れてたんだけど、俺も次の大会にサードで出れることになったんだった」

「えーっ!?
何でもっと早く言わないのよ、それ!」

「だって…葵が自分のこと言うから…。」

「あ…ごめん。
そっか、海斗も試合に出るのか〜。
頑張ってたもんね、ランニング。毎朝、台風が来ない限りは雨が降ろうが雪が降ろうが、朝早くから走ってたもんね」

「何でそれ…」

「だ、だって家隣だし?
私の家の前通ってるし…??」

「そ…そっか」

「うん」


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