幼なじみ



明かりの無い凪沙の部屋の窓に向かって

私はリングを指にはめた


少し大きい…


「バ―カ。サイズくらいちゃんと調べろよ…。」


呟いて笑みが零れる


「凪沙が
幼なじみでよかったよ?
凪沙を
好きになってよかったよ?
凪沙と歩いた18年間
幸せだったよ…。

凪沙の為に幸せになるよ。凪沙の分まで生きるよ。


だから…っ…

ノクターンを弾くときだけは隣にいてね…?
凪沙の為に弾くノクターンだから…

私のノクターンが一番好きって笑ってね…。」



月明かりに乗せて
弾くノクターン


それは
私の凪沙との記憶

二人の想い


幼なじみでなければ
出会えなかった

幼なじみでなければ
あんなに幸せな恋できなかった


凪沙…

私の大切な幼なじみ







< 70 / 71 >

この作品をシェア

pagetop