ハナミツ












「そんな顔をしていました?僕」


「してたよ。
…なんか珍しいよね、綾瀬くんが悩んでるの。
あ、タツ君には相談とかはしないの?」



「彼にはまだ、言ってないから…ちょっと。」




お昼を食べてなかったから、東海林さんと
ランチ(ちょっと遅い2時過ぎ)をすることになった。





東海林さんが、ちょっとランチでもどうかな?
と誘ってくれたから。







さっき俺が浮かない表情をしていたのが、
やっぱり気にかかっていたらしい。




「綾瀬君って悩まないイメージなんだよね。
僕から見た感じは。
何でも器用にこなしちゃうっていうのかな。

タツ君はさ、そーいう感じじゃない気がする。
なんか泥臭いって言い方はあれだけど、ちょっと
綾瀬君とは違うよね。根っこは似てるけど。」



東海林さんは、パスタをくるくる器用に
巻きながら食べる。



< 264 / 668 >

この作品をシェア

pagetop