君は何を思う

意識を失って
次に目を覚ましたとき、
腰に走る激痛と
床に垂れた赤い血。
体中にまとわりつく精液。
横で機嫌良さげにお金を数える母。

それから私は
月に1度、知らない人に抱かれてきた。

そしてこの間
2年間続いた地獄から解放されると同時に闇金業者に売られた。
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