君は何を思う

伝えたい想い


目を覚ますと怜に抱きしめられていた。

「れ…い…?」
「藍!大丈夫?ごめん、ごめんな…」

どうして怜が謝るの?

「怜。ごめんね、その、邪魔して…」

「じゃまってなんだよ!お前は何のことをいってんだよ!」

焦ったような困惑したような怜の声。

「女の人と…最中だったんでしょ?」

「…は?…え?ちょっとまてなにいってんの?」

怜?わかってるよ。

「あの人たちがいってた。私は大丈夫だから…もどっていいよ…」

ほんとはいってほしくない。
ここにいて欲しい。
願わくばずっと側にいて欲しい。

だけど…そんなのだめだから。
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