猫×飼い主
沈黙が続く中、規が口を開いた。

「那帆。俺は那帆を泣かしたりしない。なんで俺じゃだめなの??」

ウルウルの目で見てくる。

可愛くってしょうがなかった。
たぶん猫ではなかったらあたしは規に惚れていたにちがいない。


「猫だから。」

あたしはなるべく規の顔を見ないようにした。
だってあんな顔で見られたら。何もかもがどうでもよくなってしまいそうだから。

あたし何ドキドキしてるんだろ?!

心の中で格闘してる時に規が言ってきた。

「ふ~ん。今俺と付き合うって言わないと後悔してもしらないから。」

規は腕を組んであたしを見下ろして俺様系になっていた。


「絶対に後悔しないから!!」

まるで、さっきのあたしの思いを読んだかのような気がした。

「いつまで耐えれるかな??」

なんて鼻をさわりながら言ってくる。

「もともと付き合う気なんかないし。」

規なんか嫌いだもん・・・・。
なんて強い気のあたし。


なんで猫なのに人間になっちゃうかな!!
こんなことがばかったら平凡な生活ができたのに。
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