音のない恋
差別




いた‥。



昼休み何気なく中庭を見ると
彼女が木陰で本を読んでいた。


綺麗な髪が風になびいて
とても絵になる。


「ちょっと行ってくる」


「章ちゃんいってらっしゃい♪」


手話の本を握りしめ中庭へ向かった。


まだいるかな‥




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥





いない、か。


あれ?

木陰に本。

それに破られてる‥‥?




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