shortstory

「天海くん」



「なんですか？」
いきなり名前を呼ばれ不思議そうに私の方を見る。



あー緊張する、心臓バクバク。



こんなに緊張するのいつ以来だろ。



あ、また泣いてるみたいだ、頬が濡れていくのがわかる。


「南条さん？どうしたんですか？」
涙をふかないことか何も言わないことが心配なのかそう催促するようにどこかオロオロしながら天海くんは言った。



そして私は


「天海くん、私ね＿＿＿」