俺様副社長に捕まりました。
「本当によかったじゃないですか」
「・・うん・・でも桃さんに会えなくなるのは寂しい・・・・だって桃さんは私たちにとって
家族みたいなものだって思ってたから・・・・」
「それは私も同じです。
だから・・・これからもそう思っててもいいですか?」
「もちろん。本当に今までありがとう。桃さんがいたから子育ても・・・
親の事も・・・本当に感謝しきれない。残り2週間だけど
よろしくね」
里沙さんの目にはうっすら涙が浮かんでいた。


帰りに轟家政婦紹介所に寄って
所長に井上さん宅との契約が解除されることを報告した。
今のところ次は決まっていないがもし依頼があれば新規のお客様を
受け持つ事になる。
家政婦の仕事は好きだ。やりがいもあるし・・・この先も続けていければと思う。
そう思う反面、いつまで?という疑問も生まれた。
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