俺様副社長に捕まりました。

「竹原さん・・・・」
「何?」
「俺の幸せってこんなんじゃーんだよ。住む世界がちがうって彼女が言うのなら・・・」
「・・・・・」
「だったら・・・副社長なんて肩書き糞くらえだよ。異例の若さでこんな肩書き背負って
年上に単に若いだけって言われるのが嫌で人一倍頑張って成果上げてきた・・・
そんな時彼女とであって・・・彼女を好きになった。彼女も素の俺を好きになってくれた。
副社長じゃない俺を・・・・・・」
俺は力なく立ち上がると竹原さんに一礼した。
「俺・・・絶対彼女のこと諦めませんから」
それだけ言うと回れ右をした。
そしてドアノブに手をかけたとき竹原さんが俺を読んだ。
振り返る俺に竹原さんは

「彼女は今も素敵な家政婦よ」
それだけ言うと俺に背を向けた。

彼女はどこかでまだ家政婦として働いているって事?
俺は竹原さんにもう一度一礼した。

・・・・彼女が家政婦やってんなら
片っ端から探してやる。
絶対に見つけ出して絶対に離さない。


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