最後の恋にしたいから
きつく抱きしめられ、唇を重ねながらお互いの想いを確かめ合う。

彼にとって、最後の恋の相手が私で良かった。

そして、私にとっても祐真さんが最後の恋で良かったと思う。

全ては、あの雨の夜から始まった恋。

あそこで彼に出会えたことは、偶然じゃなくて運命だったと感じている。

私たちは出会うまでに失ったものがあったけど、それを埋めるだけの愛があると思えるから……。

「愛してるよ」

何度も交わすこの言葉で、未来は幸せで溢れてる。
< 111 / 112 >

この作品をシェア

pagetop