サイコーに幸せなお姫様。



「メイドカフェに行った?!」



只今、魔法はとかれて普段の私たちに戻ってベットの中で今日あったことを話している最中。



「ぷっ……なおに怒鳴れた奴ビビってただろ?」


「うん。でも周りの奴らは写メ撮ってたんだよ!変な趣味だよねー!?怒鳴る女のどこに惹かれるのかワケ分かんない……」


「いや、男なら分からないでもないかも……」


「は?」


「なおがメイド服着て怒ってーだけど本当は好きなんだからねって言われるの想像したら……やべ!やっぱりお前ツンデレ路線でいけ!!」



…………………………。


「変態っ!!!」


「いた一一一一!!!!」


バカなことを言うツッチーの頭にガツンと拳骨をお見舞いしてやった。



――この日を境に私の考えは変わった。



私は誰が何と言おうとツンデレではないっ!!



「グーはやめろ!この!また魔法かけてやるぞ!」


「へ?きゃっ!ちょっと……」



その日は色々あったけど私はなんだかツッチーに対して見方が変わった気がしたよ。




私を素直な女に変えてくれる






“サイコーに幸せな魔法をかけてくれる彼氏”







*第4話:END*



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