チョコレート(仮完)
私は、自分の部屋に行き、
ベッドにダイブして、
冷たい布団にくるまった。
枯れることをしらない涙も冷たい。
何もかもが冷たくて、寂しくて、
悲しくて、切なくて…
私は声を押し殺して泣いた。
苦いけど、
やめられなくて…
切なくて…
だけど、包んでくれなくて…
それでもやっぱり、
苦くて、苦くて…
喉は熱いのに…。
『美味しい…でも、苦いね。』
この言葉の代わりのように流れ、溢れる
冷たい涙は、
恋は、
まるで、ビターチョコレート――――