隣の席の苦手なキミと




「あ、図星なの?無駄な恋はしないほうがいいわよ。あんたなんて、誰も好きになるやついないんだから。」



そう言われて涙が出そうになる。



そして山田さんが追い打ちをかける。




「イケメンくんにいじめられっ子ってバレたらどうなるんだろーね?

距離おかれるかもねぇ。ドンマイ。」




山田さんにそう言われ、中学時代を思い出す。



理由がわからないけど、急にいじめられたあの日、最初はみんな普通に接してくれた。



だけど、日が経つにつれ、私に関わってこなくなった。


むしろ、私を嫌いかのように接してきた。



本当に嫌われてたのかもしれないし、何かあったのかもしれない。



真相はわからないけど、私がいじめられてることで離れていったのは確かだ。



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