隣の席の苦手なキミと




「あのなぁ…あんなに、触られて寝れるわけねぇだろーが。バカ。」




会津くんにそう言われて、しゅんとする。



「ごめんなさい……」



私のせいで起こしちゃったなんて申し訳なさすぎる。




「いや、別にいいよ。おまえ、可愛かったし。」




「か、かわ……⁉︎」



可愛くなんてないのに、そう言われてしまった。



「あぁ。すげー可愛いの。俺の言動に一喜一憂したり、表情がわかりやすかったり、

おまえのすべてが可愛いすぎる。本当、両想いなんて幸せすぎる。」



その言葉を聞くと、褒められすぎちゃって恥ずかしいという気持ちと、

同じ気持ちなことに嬉しい気持ちになる。



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