最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
「失礼だよタクちゃん。天ちゃんは、ゴリラだよ」
と妙なあだ名で私のことを呼び、無駄な事を口出ししてくるあいつに、私はおもいっきり右ストレートを鳩尾にクリーンヒットさせた。
うゔ・・・と唸りながらその場に崩れるあいつを見て、またやられたのかと仲間達はスルーしながら腕相撲を続けた。
「おい、邪魔になるからさっさと起きろ」
と私はあいつに声をかけた。
腕あげたねと笑いながら、あいつは差し出された私の手をとった。