それでも愛してる。
なのに心は空っぽのまま。
心までは温められない。
制服に着替えて
愛子さんに習ったお弁当を作る。
「マロン。」
呼ぶとトテトテとマロンは
歩いてきた。
「私、学校行ってくるからね。
大人しくしてるんだよ。」
カバンを持って靴を履く。
「行ってきます。」
帰ってこない返事を待ち
私は鍵を締めた。
と。
目の前の部屋がめにつく。
太陽はきっと帰ってきていないだろう。
エレベーターのボタンを押し
マンションを後にした。
「おはよう愛菜」
華と恵がいた。
「おはよ…。」
元気のない私を見て
2人は心配そうにしていた。
「太陽くんどうだった?」
首を横に振る私に
沈黙する。
「太陽…行っちゃった。
止められなかった。追いかけられなかった。」
そう言ってるとまた泣きそうになる。
なんだか最近
もろくなった気がする。
「そっか…。」
「私、太陽好きだって気づいた。
遅かったけど。」