【完】GAME OVER



「昼飯。んで、コイツは付き添い」



「一騎さんが女性といるの珍しいですね」



「まーな」



彼がちらりと私に視線を向けて。



「行くぞ」



「あ、うん……」



見送られて、倉庫を出る。



お互いの間には、ほんのすこし気まずい沈黙が漂っていて。




「お前、ミヤに相当気に入られてんな」



「え?」



「アイツ、あんなに自分から女と関わろうとしねーんだよ。

何したのか知らねぇけど、」



「………」



「アイツがCHESSを背負ってる男だってこと、絶対忘れんじゃねぇぞ」



『アイツは、言わないけど……

色んなもの、ひとりで決めて、責任を負うから。だから、心配なんだよ』



< 55 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop