【完】GAME OVER
「まだ、お昼だけど……
どうする?千夜ちゃん」
「え、と、あの……
授業、戻りますね。ありがとうございました」
「そう……?
気をつけてね。みんな心配してるから」
こく、と頷く。
だってもう、どうしようもない。
このまま、雅に会えない。
って……どうして?
何もないのに、どうして雅にいまは会いたくないんだろうか。会えないんだろうか。
「じゃあまたね、千夜ちゃん」
「はい」
前回会った時とは違う、大人っぽく感じた美織さんと別れて教室に戻る。
向けられる視線は、敵意のこもったものばかりで。
──そんな、中。