課長さんはイジワル2

第4節 課長の気持ち

目を覚ますと、病院のベッドの上。


腕には点滴から伸びる管。



「気分、どう?」



そして、ベッドの横には課長の心配そうな……顔。


「課長……私……?」

「喘息だって」


喘息?

何、それ?


「ごめん。愛は嫌がってたのに……無理に車に乗せた。

それが強いストレスとなって誘発されたんだろうって医師が……ごめん……」


私の手を両手で包み、額に当てながら課長は目を閉じる。



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