ねぇ、どうして君は【Final】
「真那斗さ…羽瀬主任、一之瀬先輩」
名前を呼ばれて振り返れば、早乙女さんの笑った姿が目に入った。
「そういうことだから。早乙女、もう桜に手は出すなよ?」
威嚇するように言う真那斗。
そんな真那斗に彼女は「わかってます」と、そう言った。
「おめでとうございます」
そして、彼女から祝いの言葉を受け取った。
虚を突かれたのか、真那斗は驚いていたけどすぐに「ありがとう」と返す。
私も彼女にお礼を言った。