年下オトコと秘密の恋
序章
ジメジメと蒸し暑いある夏の日、
私は蝉の声で目覚めた。


---ミーン、ミーン、---


ギラギラ照りつける太陽の光線を浴びながら、
公園のベンチにうつ伏せになっている。

まるで、海岸の砂浜で日焼けをしているかのように……


「うぇ~…あちぃ!!」


私は、ベンチからゴソゴソと起き上がると真っ先に、
公園のド真ん中に置いてある
水道まで走って向かった。


額には、滝のように流れている汗


薄いピンクのTシャツも、背中を中心に濃い色に染まっていた。
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