TEARS【~君色涙~】
迎えた昼休み。
無言でお弁当のおかずを口の中へと運んでいく私に、何やらユカリが唐突に両手を合わせてきた。
「優衣、今朝はほんとにごめん!」
「…え?」
「昨日、優衣と隼人が一緒に帰ったって話聞いてさ、てっきり二人は付き合ってるんじゃないかって、誤解してた…」
しかも何かおおごとにしちゃったし、とすっかり落ち込んだ表情で正座したまま頭をしょぼんとするユカリ。
そんなユカリを見て、私はいつも通り笑い返す。
「あぁ、うんもういいよ。気にしてないし」
「ほんと?」
「うん。それにだって私が好きなのは、広瀬先輩だもん」
無言でお弁当のおかずを口の中へと運んでいく私に、何やらユカリが唐突に両手を合わせてきた。
「優衣、今朝はほんとにごめん!」
「…え?」
「昨日、優衣と隼人が一緒に帰ったって話聞いてさ、てっきり二人は付き合ってるんじゃないかって、誤解してた…」
しかも何かおおごとにしちゃったし、とすっかり落ち込んだ表情で正座したまま頭をしょぼんとするユカリ。
そんなユカリを見て、私はいつも通り笑い返す。
「あぁ、うんもういいよ。気にしてないし」
「ほんと?」
「うん。それにだって私が好きなのは、広瀬先輩だもん」