発進受信
「もうっ!起きてください!」

布団をはがされる。

「なにすんだこのごじゃっぺ!」

つい方言が飛び出す。

そこにいたのは、私服姿の筑那美ちゃんだった。

「なんのようでしょうか、お嬢様」

「これから一日かけてデートですっ」

「そうか、頑張ってくれ」

肩を叩いてあげると、再び横になる。
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