PINKY






恋が階段から降りた後、
私は一人その場所でうずくまった。





このままこの関係を続けても
もっと傷つくだけかもしれない。








そう思って顔を上げると
そこには






「お前はさっきの男のセフレって
 とこだろ?」






見知らぬ男がかがんで
私を見下ろしてた。








「な、なんで」





私がびっくりして彼からのけぞると
彼はフッと笑って




「雰囲気が怪しすぎんだよ。
 ねえ、今から俺としない?」







「…え?」



< 8 / 26 >

この作品をシェア

pagetop