[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
うん、それは私もわかってる。



だから、早く逃げて……



「……けど、」



突如、榊くんは頭上に何か黒くて丸い物体を掲げた。



あれは、なに?



不思議そうに見つめる周りをよそに、榊くんはそれを大きく地面に叩きつけた。



途端に辺りが真っ白に染まっていく。



何も、見えない……



そっか、これを使えば逃げられる。
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