[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
その先を見てみると、そこにいたのは言葉の語尾にハートがつきそうなほど上機嫌な男子。



こんなのに朝から出くわすなんて…



今日は悪い日になりそうです。



私は大げさにため息をつき、その人をスルーした。



「ええ、待ってよ紗倉!」



「勝手に名前呼ばないでくれる?」



慌てた様子で追いかけてくるその人を、思いきり睨みつける。



だって、ほんとにめんどくさすぎる。



なんで私、こんな人に好かれちゃったんだろう。
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