夏服を収める頃には
告 白
健が馬鹿な話しばかりしているうちに
変える時間になり、
電車は淳の降りる駅に着いた。

「ついでだから家まで送ってくよ」

「でも、遅くなっちゃうよ、
広瀬君が」

「ついでよ、ついで」

二人は途中で公園に寄るとベンチに
座った。

淳はすごく楽しかったが健の本当の
気持ちを知ることが出来なかったの
が残念だった。

また来週までこのままの気持ちで
過ごすと思うと少しつらかった。

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