とんだ勘違いから




中身を見たが入っていたのは紙一枚、


「はっ?何だこれは?」




川手まことを1課に移動する


と言う内示の内容をの手紙が一枚入っていた。


こんなの有本に見せて動揺させるわけにはいかないのであいつを退室させたあと川手さんを呼んだ。


そして見せると


「エッ!

社長よくもやってくれたわね。


あーっ!


ムカツク。」




と怒りだした。

腕がふるふる揺れていてあーコイツキレてると一発でわかるぐらい。








「あの、この移動ついて、何かお願いしてもいいですか?」


「エッと、

俺が?」


まさか社長に下した内示に書いて返す言葉もない。


「イエ、できませんよ。


社長が決めたことでしょう?

社長にも何か考えがあるんだろうし。」


「さあ、わかりません。

どういうつもりなんでしょうか。」


何なんだよ、訳の分からない俺は何もしないでいると


「あの、この人事不服ですよね?

私は不服です。」


と勝手に納得して帰っていこうとするので


「待ってくれ、俺が社長に聞きに行く。


ちゃんと理由も聞かないで内示なんて。意味わかんないし。」


そう言うとニコッと笑って


「前田さん、助かります。


それでは社長室へ参りましょう。」






少し入ってきた時よりも笑顔を作ってはいるが怒ってる様子のまこの後ろに続いた。




そして社長室へ行くと浜野社長が


「川手君はもう下がりなさい。


あとは前田君との話だから。」


とまこを追い出した。


納得行かない顔をしたまこを横目で見てそのままドアを閉めた。

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