ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「でも、練習試合っていっても。
1年なんか出られるわけないんじゃない?」



それまで無言だった真由ちゃんが、もっともらしいことを口にした。



「せいぜい、グラウンドのふちに立ってるだけでしょ」



「あー、それはそうなんだけど……」



顔をあげて真由ちゃんを見る。



いつまでも落ち込んでいたって仕方がない。



〝スーパー”かどうかはさておいて。



あたしが〝ミーハー女子高生”なのは事実なんだし。



だったら、楽しんじゃった方がいい。
< 229 / 503 >

この作品をシェア

pagetop