ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「そうなの。
星、高校でもサッカー部に入って。
けっこう遅くまでがんばってるみたいなのよね~」



よくよく考えてみれば、そう。



まだ帰っているはずがない。



星ちゃんのほうが、ふた駅遠い高校に通ってるし。



さっき学校を出るとき、ウチの学校のサッカー部だって、まだ練習してたもん。



そっか~。
いないか~。
どうしよっかな~。



勢いだけで来たから、まったくのノープラン。



どうしよう。



「…………」



困った顔でうつむいていたら、おばさんが優しく聞いてくれた。

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