「俺、好き通り越して愛してるかも。」








「何これ」


見ればそれはお手紙だった。

不器用に折られていて、


その紙のしたには


“たくとより”と書かれていた。




開くと、


「好きだ、馬鹿」


って書かれている。




「あ…」



そして思い出したのが、

あたしの隣に住んでいた


あの意地悪な拓斗っていう人だった。


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