<完>孤独な姫さんは世界一の総長 番外編
しかし、いくら経っても痛みが来なかった。
痛みの代わりに来たのは重み。
恐る恐る目を開けると目の前に血・・。
紀「・・ッ・・血・・」
両手が真っ赤。
血を辿ってみるとその血は姉からものだった。
紀「あ・・姉貴・・姉貴!?」
何で・・何で!?
悠「・・ッ・・」
紗「・・き・・ゆ、だい・・じょうぶ・・?」
水「紗奈恵!!」
私は頭が真っ白になる。
・・何で、姉貴が血まみれになっているの?
・・何で私は血まみれになってないの?