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あなたは誰?
「田中さん!サービスから来てる
°°エリアの売上まとめて専務にまわして下さい。」

「あの、**店のものが含まれてないですけど、提出が遅れてるんでしょうか?
」「本当?」佐々木さんは、束ねてある
書類に目をやる。
「ないわ?私、問い合わせてみるから
後で、そこの部分だけ補足できる様に
他を作成してくれる?」
「わかりました。」

内線が鳴り、佐々木さんが出た。

「はい。秘書課、佐々木」
「待ってください。そちらの書類が
提出されないとエリアの売上を把握できません。今日中にお願いします。ですから、はい!あっ!」

はぁ〜。佐々木さんのため息。


「どうでしたか?何か?」
「困ったわ。あのお店舗は、エリア内でも売上が上位なの。ただ…。店長が…。
以前、問題を起こし幹部からの降格。
店舗の売上が平均を上回る期間が半年続けられたら幹部に戻すという条件なんだけど。彼になってから、取引先が
何度も独断で変更するから、信用を落としていて、無理なお願いも受けてくれてた業者側が波が引くように手を引いてしまって…。」



「佐々木さん!あの…。」私は小声で

「笠井部長に相談できませんか?
花絵さんがお願いしたら…きっと
力になってくれると…。」


しばらく黙ってしまう花絵さん。

スマホを手に秘書室を出た。
10分程して戻って来た彼女。

「衛が…。あっ!笠井部長が何とかしてくれるって言うから。もう少しまって!」
私と祐希ちゃんは、
「なんだろう?花絵さん顔が赤くない?
ふふ!」
祐希ちゃん言わなきゃ良いのに、
「花絵さん?お熱でも?顔が赤いですよ
ふふ!」
「なっ!、違うわよ!気のせいよ!ふん!」給湯室に行っちゃた!


「花絵さんて以外に純かもね?」
「ふふ。かわいい!」

「やだ〜。瞳ちゃんたら〜。」
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