溺愛宣誓
敵を討伐せよ



::::::::::::::::::::::::::::【十五章】

(スピンアウト的な?サイドストーリィー的な?)





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それはとあるアフターファイブの事だった。


「あれ?織田さんではないですか。」


天澤寺秀はとある打ち合わせの帰り、オフィス街で見知った顔に足を止め声を掛けた。


「ああ…天澤寺さん。いつもお世話になっております。今お帰りですか?」

「とんでもない。僕は打ち合わせが終わった所で、これから会社に戻ってまだ仕事ですよ。織田さんはもうお帰りですか?定刻上がりなんて羨ましい。」


天澤寺は少しおどけた口調で言ったものの、内心すんごく羨ましがっていた。


チクショウ、俺なんざ定刻で帰れたためしがないぞっ。


コレが窓際族ってんならいざ知らず、社内外問わず仕事が出来ると評価され、その仕事量もハンパナイと聞いている人物だから余計癪に障る。

しかもか。

定刻で帰れるだけでも羨ましいのに、その背後には何やら彼女らしき女性の姿がある。


チクショウ。

織田はデートドタキャンするとか、メールや電話無視、放置プレイ余裕一カ月、アニバーサリーは確実に覚えない、とか。女の可愛い我儘の一つにも付き合わんで、女は己の欲望をお手軽に満たす為にキープしてますって腐れ外道だって噂なのに何故モテル。

所詮、顔か?顔なのか!?

いや、俺だってイケメン種のはずなのに、忙し過ぎてここ数年彼女はおろかトキメく出会いすら皆無だぞ!!

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