桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
大丈夫。
大丈夫、大丈夫。
左足首をちょっとだけ見て、
視線を前にもどした。
「飛鳥、杖とかってある……?」
「え?
あ、あぁ………」
一旦部屋を出た飛鳥が
手に持ってきたのは一本の松葉杖。
「これでいいか?」
「うん……!
ありがとう」
「ひ、より………?
ま、まさか……」
圭斗の声を聞きながら
ベッドから足を下ろして杖を床についた。
足に力を入れて
痛む体を無視して立ち上がる。
「ちょっ!?」
「日和!?」
「なにやってんだよ!」